【7月22日 AFP】インターネット投票により選ばれる「新世界七不思議 自然版(New 7 Wonders of Nature)」の最終候補28か所が21日発表されたが、レバノン・ベイルート(Beirut)北部にある「ジェイタ洞くつ(Jeita Grotto)」がその中に残り、関係者らを喜ばせている。

 この洞窟は首都ベイルート(Beirut)近郊の峡谷にあり、総延長は1万メートル。上部と下部の2つで構成されており、地下河川も流れている。地下水がジュラ紀の石灰岩を数百万年にわたって侵食して鍾乳石や石筍を形成しており、さながら宮殿のようだ。この中には長さ8.2メートルと世界最大の鍾乳石もある。

 スイスに本部を置く「新世界七不思議基金(New7Wonders Foundation)」は、下記のサイトで広く投票を募り、2011年に上位7つを自然版「新世界七不思議」として発表する予定。最終候補にはアマゾン(Amazon)、イタリアのベスビオ(Vesuvius)火山などが残っている。(c)AFP

「新世界七不思議 自然版」の投票サイト(英語)