【7月19日 AFP】『アンネの日記(Diary of Anne Frank)』を書いたユダヤ人少女、アンネ・フランク(Anne Frank)が姉のマルゴット(Margot Frank)とともに強制収容所で労働に従事させられた小屋が18日、オランダの移築先で火災に見舞われた。出火原因は明らかになっていない。

 この小屋は第二次大戦中、ナチス・ドイツ占領下のオランダ・ウェスターボルク(Westerbork)強制収容所にあったもので、1957年にフローニンゲン(Groningen)州フェーンダム(Veendam)に移築され、保存されていた。

 アンネの父オットー・フランク(Otto Frank)の一家は、1944年に現ポーランドにあるアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所に移送されるまで、ウェスターボルクに収容されていた。(c)AFP