【7月4日 AFP】今年10月にオーストラリア・シドニー(Sydney)で開催されるワールド・マスターズ・ゲームズ(World Masters Games)への出場を目指し、ひ孫もいる99歳の女性がトレーニングを続けている。

 この女性はルース・フリス(Ruth Frith)さん。目がかなり悪いが5つの競技に出場する。4年に1度開催されるマスターズ大会に出場し始めたのは74歳の時。85歳から砲丸投げ、円盤投げ、やり投げ、ハンマー投げ、走り幅跳び、3段跳びで、100メートル走で同じ年齢グループの世界記録を取ってきた。

 大会までに100歳になり、出場選手のなかで最高齢になるが、公共放送ABCに「どうして100歳になるってことばかり注目されるのかしら。歳なんて自然にとるものなのに」と語った。シドニー大会には娘で、元オリンピック選手のヘレン・サール(Helen Searle)さんと共に出場する。

 大会で最も気にかかることはショートパンツをはかなければならないことだという。「よぼよぼの脚で白髪のおばあちゃんが競技場にいても笑ったりしないで、手を振って『がんばれ!』って言ってね。選手たちは夢をかなえるためにそこにいるんだから」(c)AFP