【7月1日 AFP】ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領は30日、パリ(Paris)郊外で行われた討論会に出席し、日曜日の商店の営業規制を緩和すべきだと訴えた。

「ミシェル・オバマ(Michelle Obama)米大統領夫人が子どもたちと日曜日にパリ市内で買い物をしたいとき、私が店に逐一電話して営業させるのが当たり前だというのか?」

 このように話した大統領は前月、オバマ大統領夫妻がフランスを訪問した際に、ミシェル夫人が買い物をできるよう、個人的に日曜日の営業を許可したという。

 国民議会(下院)は来週、サルコジ大統領の与党・国民運動連合(UMP)が提出した、指定された観光地における商店の日曜営業を許可する法案について審議する。

 夏までにこの問題を解決したいとする大統領は、年間8000万人の観光客がパリを訪れることに言及し、「理にかなった考え方をしなければならない。逆に言えば、買い物客がいないときでも店を絶対に開けておかなければならないのだろうか」と話した。

 しかし、大統領は次のように続けた。「皆が日曜日に働かなければならないと言っているのではない。そんなことは一度も言ったことはない」(c)AFP