【7月1日 AFP】「『高齢』とは何歳以上?」――この質問に対する米国人の回答の平均は「68歳」。ただしこの年齢以上の人は、自分が「年をとっている」とは感じていない。こうした調査結果が6月30日に発表された。

 調査は、米非営利調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)が今年2-3月の4週間、18歳以上の成人に対し電話で行ったもので、2969人から回答が得られた。うち44%にあたる1332人は65歳以上だった。

 高齢者とは何歳以上かとの質問に対する回答の平均は「68歳」だったが、回答者の年齢別にみると、65歳以上では「74歳」、64歳以下30歳以上では「70歳」、29歳以下では「59-60歳」だった。

 以上の結果から、年齢の高い回答者の共通点が浮かび上がった。自分が「高齢」とは感じていないという点だ。

 自分が年をとっていると感じるかとの質問に、「感じない」と答えた人は、65歳以上では約70%、75歳以上でも61%にのぼった。

 自分は年齢よりも老けていると思うか、年齢よりも若いと思うか、との質問には、半数が「年齢よりも若いと思う」と答えた。そう答えた人の割合が最も低かったのは18-30歳で、23%しかいなかった。

 一方「年齢よりも若いと思う」と答えた割合が最も高かったのは50-74歳で、61%という数字だった。また、50歳以上の約半数が、「年齢よりも10歳以上は若いと思う」と回答した。(c)AFP