中国政府、犯罪歴ある人の性転換手術を不許可
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【6月20日 AFP】中国政府は、今週発表した性別適合手術(性転換手術)に関する初のガイドラインで、犯罪歴のある人が別人として再出発するための手術は認められるべきではないとの方針を示した。
中国政府の発表したガイドラインによると、犯罪歴のある人は性別適合手術を受けることが認められないという。
中国保健当局のウェブサイトに16日に掲載されたガイドラインによると、新たな基準では、少なくとも5年間連続で反対の性別としての生活を送り、なおかつ、最低1年間は心理療法を受けた人に限り、性別適合手術が認められる。また、精神科医の推薦状も必要で、手術前には身分証明書の性別変更について警察の同意を得る必要がある。
保健当局は、一般の意見を募集するためにガイドラインを公開した。7月10日まで意見を募集する。
中国社会科学院(Chinese Academy of Social Sciences)の倫理学者、Qiu Renzhong氏は、中国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)に対し、手術の前に反対の性別での生活を要求する点など、ガイドラインの一部が適切でないとみられると述べた。また、Qiu氏は、手術に対して警察が発言権を持つべきではないと述べ、ある人が身体的な要件を満たしている場合は、それに応じて身分証明書の性別が変更されるべきだと語った。
同紙によると、公式の統計は存在しないものの、中国では2000人ほどが性別適合手術を受けたとみられ、10-40万人が手術を検討しているという。(c)AFP
中国政府の発表したガイドラインによると、犯罪歴のある人は性別適合手術を受けることが認められないという。
中国保健当局のウェブサイトに16日に掲載されたガイドラインによると、新たな基準では、少なくとも5年間連続で反対の性別としての生活を送り、なおかつ、最低1年間は心理療法を受けた人に限り、性別適合手術が認められる。また、精神科医の推薦状も必要で、手術前には身分証明書の性別変更について警察の同意を得る必要がある。
保健当局は、一般の意見を募集するためにガイドラインを公開した。7月10日まで意見を募集する。
中国社会科学院(Chinese Academy of Social Sciences)の倫理学者、Qiu Renzhong氏は、中国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)に対し、手術の前に反対の性別での生活を要求する点など、ガイドラインの一部が適切でないとみられると述べた。また、Qiu氏は、手術に対して警察が発言権を持つべきではないと述べ、ある人が身体的な要件を満たしている場合は、それに応じて身分証明書の性別が変更されるべきだと語った。
同紙によると、公式の統計は存在しないものの、中国では2000人ほどが性別適合手術を受けたとみられ、10-40万人が手術を検討しているという。(c)AFP