9.11テロの「英雄犬」をクローン化、飼い主は救助犬にしたい意向
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【6月18日 AFP】2001年の米同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービル(World Trade Center)のがれきから多くの生存者を救出した救助犬「トラッカー(Trakr)」のクローン犬5匹が、ロサンゼルス(Los Angeles)で17日、飼い主の元警察官の手元に届けられた。
当時は現役だったカナダ人のジェームズ・シミントン(James Symington)さんとジャーマンシェパードのトラッカーは、テロ翌日の2001年9月12日、現在グラウンド・ゼロ(Ground Zero)の名で知られる世界貿易センタービルの崩壊現場に到着し、他の救助隊とともに救助活動の先陣を切った。48時間休みなく働き続け、最後の生存者を見つけたのもトラッカーだった。
トラッカーは、動物のクローニングサービスを提供するカリフォルニアの企業バイオアーツ・インターナショナルBioArts Internationalが主催する「最もクローン化にふさわしいイヌ」コンテストで優勝。クローンの作製は進んでいたが、トレックは今年4月に死亡した。
シミントンさんは生後2-6か月の5匹のクローン犬「トラスト(Trust、信頼)」、「バラー(Valor、勇気)」、「プロディジー(Prodigy、天才)」、 「ソラス(Solace、癒し)」、「デジャヴ(Deja Vu、既視感)」を前に目に涙を浮かべ、5匹ともトレックのような救助犬になってほしいと語った。(c)AFP
当時は現役だったカナダ人のジェームズ・シミントン(James Symington)さんとジャーマンシェパードのトラッカーは、テロ翌日の2001年9月12日、現在グラウンド・ゼロ(Ground Zero)の名で知られる世界貿易センタービルの崩壊現場に到着し、他の救助隊とともに救助活動の先陣を切った。48時間休みなく働き続け、最後の生存者を見つけたのもトラッカーだった。
トラッカーは、動物のクローニングサービスを提供するカリフォルニアの企業バイオアーツ・インターナショナルBioArts Internationalが主催する「最もクローン化にふさわしいイヌ」コンテストで優勝。クローンの作製は進んでいたが、トレックは今年4月に死亡した。
シミントンさんは生後2-6か月の5匹のクローン犬「トラスト(Trust、信頼)」、「バラー(Valor、勇気)」、「プロディジー(Prodigy、天才)」、 「ソラス(Solace、癒し)」、「デジャヴ(Deja Vu、既視感)」を前に目に涙を浮かべ、5匹ともトレックのような救助犬になってほしいと語った。(c)AFP