【6月15日 AFP】「世界一素晴らしい仕事」と銘打たれた、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)のハミルトン島(Hamilton Island)管理人に決定した英国人男性ベン・サウスオール(Ben Southall)さん(34)が英メディアに、「愚痴っぽい」と評されたことについて、管理人を募集したオーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州政府が反論した。

 サウスオールさんは英メディアのインタビューで、のどかなハミルトン島で過ごす間に恋しくなりそうなものはなにかと質問され、その答えのせいで「愚痴っぽい」と揶揄(やゆ)された。

 米ABCテレビの取材に応じた同州観光局広報は「ベン(サウスオールさん)こそ、この仕事に最適だと選んだ自信がある。彼は冒険心にあふれ活発で、コミュニケーション力のおう盛な人物だ」と、英メディアの人物評をはねのけた。

 サウスオールさんは英サン(Sun)紙に対し、「ハミルトン島は素晴らしい熱帯気候だと思うが、夜8時には暗くなってしまうだろう。英国の長い夜が懐かしい」、「(英国伝統の)ローストディナーを作るにはきっと、暑すぎるだろうね」などと答えていた。 

 半年間、シュノーケリングやセーリングを楽しみながらブログでそれを発信すれば、10万5000ドル(約1000万円)が支給されるハミルトン島の管理人を目指し、全世界から応募した数万人のなかから、サウスオールさんは選考された。(c)AFP