【6月14日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)がロンドン(London)のバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)に新しい野菜畑を作ることを許可していたことが14日明らかになった。

 王室の庭師たちが1月半前からトマト、サヤマメ、タマネギ、西洋ニラネギ、ニンジンを育てており、一部はすでに宮殿のキッチンに届けられたという。

 バッキンガム宮殿で野菜が育てられたのは、配給制のなか、国民が自らの手で健康的な作物を作ることを勧めようと王族自ら野菜を育てた第二次世界大戦以来のこと。

 今回は、種の保存を目的に10メートル×4メートルの範囲に化学薬品を使わずに栽培された。王室の庭師の副マネージャー、Claire Midgley氏は、古い品種の保存だけでなく歴史と伝統を伝えることも目指していると語る。

 3月には米国のファーストレディー、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)さんもホワイトハウス(White House)に家庭菜園を作ったことが報じられた。(c)AFP