【5月13日 AFP】8日に欧州の宝くじ「ユーロミリオンズ(Euro Millions)」で1億2623万1764ユーロ(約166億円)という記録的な大当たりを出したスペイン人女性(25)は当選当時インフルエンザで寝込んでおり、自分の幸運を知ったのは数日後のことだった。関係者が12日、明らかにした。

 幸運をつかんだのはスペイン・マヨルカ(Majorca)島の女性。名前は明らかにされておらず、当初は男性と報じられていた。オンライン宝くじ販売Serviapuestasが12日になってようやく女性を見つけて知らせた。

 Serviapuestasの声明によると、女性は「11日はまだ体調が悪かったが、この不況下、職を失わないようにと職場に向かおうと思った」という。また、知らせを受けたときは「てっきりからかわれているのかと思った。何かの宣伝かと」と語ったという。

 女性はServiapuestasを通じて宝くじを購入。メインの数字4-23-24-29-31とボーナスの数字8-9を選び、大当たりを出した。

 声明によると、「当選を知ったとき、彼女は驚くと同時にかなり感激していた。その後、冷静にたくさんの質問をしてきた」という。

 女性はマヨルカ島にカントリーハウスを買い、馬を育てるつもりだという。

 獲得賞金は、旅客機エアバスA320(Airbus A320)2機分、または世界で最も稼いでいるサッカー選手、デビッド・ベッカム(David Beckham)の年俸4年分に相当する。(c)AFP