ヒトラーろう人形の頭部もぎ取った男性、12万円の罰金刑
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【5月13日 AFP】ドイツ・ベルリン(Berlin)の裁判所は12日、ベルリンのマダム・タッソーろう人形館(Madame Tussauds Wax Museum)に展示されたヒトラー(Adolf Hitler)のろう人形の頭部をもぎ取った男性(42)に、900ユーロ(約12万円)の罰金刑を言い渡した。
ベルリン在住のこの男性は前年7月、同ろう人形館の開館初日に、「戦争反対!」と叫びながらヒトラーのろう人形の頭部をもぎ取り逮捕された。
自分を「政治向きの人間」だと語る無職の男性は法廷で、ホロコースト記念館からわずか500メートルの場所にヒトラー人形が展示されることにとても反対だったと述べた。また、「ヒトラーを破壊したかった」とも供述している。
男性は60日間にわたり、1日15ユーロ(約2000円)ずつ罰金を払わなければならない。また、男性の経済状況を考慮し、罰金は半分に減額されたという。
ヒトラーのろう人形は6000ユーロ(約79万円)をかけて修復され、ガラス板で仕切られた場所に9月から再展示されている。(c)AFP
ベルリン在住のこの男性は前年7月、同ろう人形館の開館初日に、「戦争反対!」と叫びながらヒトラーのろう人形の頭部をもぎ取り逮捕された。
自分を「政治向きの人間」だと語る無職の男性は法廷で、ホロコースト記念館からわずか500メートルの場所にヒトラー人形が展示されることにとても反対だったと述べた。また、「ヒトラーを破壊したかった」とも供述している。
男性は60日間にわたり、1日15ユーロ(約2000円)ずつ罰金を払わなければならない。また、男性の経済状況を考慮し、罰金は半分に減額されたという。
ヒトラーのろう人形は6000ユーロ(約79万円)をかけて修復され、ガラス板で仕切られた場所に9月から再展示されている。(c)AFP