【5月12日 AFP】(写真追加)オーストラリア・メルボルン(Melbourne)近郊で7日、顔に矢がささったカンガルーが発見された。このカンガルーは保護された後に矢の摘出手術を受け、現在は回復に向かっているという。

 メルボルン動物園(Melbourne Zoo)の獣医師らは前週末、このカンガルーの手術を行った。獣医師の1人は「恐らく問題なく、完全に回復するだろう」と、楽観的な見方を示している。

 ビクトリア(Victoria)州野生保護当局によると、カンガルーが発見される数日前にも、同じ場所で、尻に矢が刺さったカンガルーが見つかっていた。同当局の報道官によると、顔に矢が刺さったカンガルーは、発見されるまで最大で1週間ほど矢が刺さったままの状態だったと見られるという。

 オーストラリアの野生保護当局は、カンガルーに矢を放った犯人に1万オーストラリア・ドル(約74万円)の懸賞金をかけた。(c)AFP