イラクで負傷した英国人兵士、2週間かけてロンドンマラソンを完走
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【5月10日 AFP】イラクで負傷した英国人兵士が4月26日のロンドン・マラソン(London Marathon)に出場し、レース開始から約2週間後の8日、ゴール地点に到着した。
フィル・パッカー(Phil Packer)少佐(36)は、2008年2月にイラク南部バスラ(Basra)でロケット弾の攻撃を受けて両足が不自由になり、二度と歩けないだろうと言われていた。
だがパッカー少佐は、松葉杖をついて毎日約3キロずつ歩いてゴール地点に到着。少佐を応援する数百人の人々が見守る中、見事に完走した。
このマラソンに参加することで、負傷した兵士を支援する慈善団体Help For Heroesのために63万ポンド(約9400万円)の募金を集めたパッカー少佐は、100万ポンド(約1億4000万円)の目標達成を目指したいと語っている。
「全部で5万2400歩だったが、マラソン参加中はいつも誰かが一緒に歩いてくれたんだ。それは学校給食係の女性やタクシーの運転手、ロンドン警視庁の警官など、さまざまな人だった」とパーカー少佐は振り返る。「大勢の人たちと話したが、どの人も従軍する兵士について思っていることを正直に話してくれた。とてもありがたくて、申し訳ないくらいの気持ちになったよ」(c)AFP
フィル・パッカー(Phil Packer)少佐(36)は、2008年2月にイラク南部バスラ(Basra)でロケット弾の攻撃を受けて両足が不自由になり、二度と歩けないだろうと言われていた。
だがパッカー少佐は、松葉杖をついて毎日約3キロずつ歩いてゴール地点に到着。少佐を応援する数百人の人々が見守る中、見事に完走した。
このマラソンに参加することで、負傷した兵士を支援する慈善団体Help For Heroesのために63万ポンド(約9400万円)の募金を集めたパッカー少佐は、100万ポンド(約1億4000万円)の目標達成を目指したいと語っている。
「全部で5万2400歩だったが、マラソン参加中はいつも誰かが一緒に歩いてくれたんだ。それは学校給食係の女性やタクシーの運転手、ロンドン警視庁の警官など、さまざまな人だった」とパーカー少佐は振り返る。「大勢の人たちと話したが、どの人も従軍する兵士について思っていることを正直に話してくれた。とてもありがたくて、申し訳ないくらいの気持ちになったよ」(c)AFP