【5月9日 AFP】オランダのハルデルワイク(Harderwijk)にあるイルカ研究所は7日、同研究所で飼育しているネズミイルカに赤ちゃんが生まれたと発表した。飼育下のネズミイルカが出産したのは世界で2例目だという。だがこの喜ばしい出来事はある謎を投げかけている――生まれた赤ちゃんはオスなのか、メスなのか、ということだ。

 母イルカの名前はアンバー(Amber)で、生まれた赤ちゃんイルカの名前はクイン(Kwin)。同研究所によると、母子ともに健康だという。

 飼育下のネズミイルカとして世界初の出産例は、2007年にデンマークで記録されている。研究所のチームは赤ちゃんのネズミイルカについて詳しい知識がなかったので、デンマークの飼育チームの支援を受けたという。

 実は今回の出産にはもう一つ小さな謎がある。父親は一体だれなのか、ということだ。研究所によると、アンバーは妊娠した時に2頭のオスと一緒に泳いでいた。(c)AFP