【5月6日 AFP】オーストラリアのクイーンズランド(Queensland)州政府が「世界一素晴らしい仕事」と銘打って募集していた世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)にあるハミルトン島(Hamilton Island)の管理人は、いよいよ6日に最終候補者16人の中から決定される。以下は、ハミルトン島についての詳細。

-ハミルトン島は、ブリスベーン(Brisbane)の北約900キロのコーラル海(Coral Sea)に浮かび、74の島々から成るウィットサンデー諸島(Whitsunday Islands)の中で、人が住む島としては2番目に大きい。

-同島には5平方キロメートルの熱帯雨林があるほか、島の70%は国立公園として保護されている。

-地理学的には、ハミルトン島を含むウィットサンデー諸島は、最後の氷河期以前にはオーストラリア大陸とつながっていた「水没した山脈」である。

-ウィットサンデー諸島の名前は、英探検家ジェームズ・クック(James Cook)が1770年6月4日の「ホワイトサンデー(White Sunday、聖霊降臨節)」の日に同諸島のそばを通過したことに由来する。

-ハミルトン島は、ホノルル(Honolulu)やモーリシャスと同緯度の熱帯性気候の島で、年間平均気温は27.4度。

-当初は観光地だったが、その後、同島の宿泊施設などの大半を経営するオートレー(Oatley)一族が、オーストラリア政府と長期賃貸契約を結んでいる。

-島内では、業務用を除き自動車の使用は禁止されており、交通手段は主にゴルフカート。

-島ではシュノーケリングやスキューバダイビング、釣り、セーリング、水上スキー、ウインドサーフィンなどが楽しめ、7-9月には移動するクジラも見ることができる。

(c)AFP