【4月28日 AFP】ロシア人ならばウオッカの味を知らないということはなかろうが、一度にボトル8本(4リットル)のウオッカを飲み干してしまった元工場労働者の飲みっぷりは、ロシアの医者たちを唖然とさせている。

 現地紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)によると、この「大酒豪」はスベルドロフスク(Sverdlovsk)州の州都エカテリンブルグ(Yekaterinburg)に住む32歳の大柄な男性で、勤務していた工場から解雇されたばかりで「ひどく落ち込んでいて」、食料品店に行きウオッカ1本とクリームチーズの固まり2個を買った。

 すぐに友人1人が合流したが、それ以後、男性の記憶はおぼろげにしか残っていないという。

 男性は昏睡状態に陥り、市内の病院に運ばれた。男性を治療した神経外科主任は「ただただ驚いた。どう少なく見積もっても、この男性が飲んだウオッカはボトル8本を下らない。男性の血中からは、少なくとも致死量の2倍のアルコールが検出された」という。

 男性は新聞とのインタビュー中も、頭痛に苦しみ頭を抱え、「もう1滴も飲まない」と誓ったという。(c)AFP