【4月26日 AFP】ニュージーランドのモーテルで、オーストラリア人経営者とスコットランド人マネージャーが、近隣の町、ワイヌイオマタ(Wainuiomata)の町民全員を出入り禁止にした。同町出身者は、議員なども例外なく出入り禁止だという。

 ニュージーランド北島のパーマストンノース(Palmerston North)でモーテル「スプリーム・モーターロッジ(Supreme Motor Lodge)」を経営するスティーブ・ドネリー(Steve Donnelly)さんは、首都ウェリントン(Wellington)そばのワイヌイオマタのスポーツチームの行儀悪い態度にうんざりしたのだという。

 そこで、ドネリーさんとマネージャーのマルコム・グレン(Malcolm Glen)さんは、ワイヌイオマタの町民1万7000人全員を出入り禁止にした。

 ドネリーさんは、ニュージーランドのドミニオンポスト(Dominion Post)紙に対し、「過去数年で約百人があの町から来たが、気に入ったのは1人くらいだ。だから彼らを泊める価値はないし、彼らほどのストレスを与える人に対しては全員に同じことをする」と語った。

 ワイヌイオマタ出身の議員で、同国の元閣僚でもあるTrevor Mallard氏が試しに予約をとろうとしたところ、マネージャーのグレンさんに即刻拒否されたという。

 グレンさんは、「みんな出入り禁止だ。スコットランド人のわたしには投票権がないので、影響はないんだよ!」と議員に伝えた。(c)AFP