女子割礼の風習が残るイラク北部のクルド人自治区
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【4月15日 AFP】イラク北部のクルド人自治区、クルディスタン(Kurdistan)では、女子割礼の風習が根強く残っている。
ドイツのあるNGO団体が前年9月にクルディスタンとキルクーク(Kirkuk)地方の201の村で調査を行ったところ、女性5628人(子ども含む)のうち割礼を受けているのはその約62%、3502人という結果が出た。これらの地域では、一部の聖職者が女子割礼を奨励している。
女子割礼はアフリカでは広く行われているが、この風習がどのような経緯でイラク北部に伝わったかは不明だ。このしきたりはイラクの他の地域では行われていないと見られる。
女子割礼廃絶に向けた運動を展開してきたある女性議員と医師によると、クルディスタン議会は女子割礼を禁止する法律を策定中だという。(c)AFP