【4月3日 AFP】「人生は自分の手で切り開くもの」――ミシェル・オバマ(Michelle Obama)大統領夫人は2日、英ロンドン(London)北部の女子校を訪問し、自身を手本とするよう生徒らにエールを送った。

 ミシェル夫人はエリザベス・ガレット・アンダーソン・スクール(Elizabeth Garrett Anderson School)の女子生徒たちに向けて、「わたしの家庭は裕福ではなかったけれど、家族は人生で成功するために何が必要かを教えてくれた」と話した。

   「わたしは米大統領夫人で、皆さんは生徒。とてもかけ離れた存在に思えるかもしれないけれど、共通している部分はたくさんあります。今、米大統領夫人としてここに立っている未来など、わたしは今までの人生で予想もしなかったわ」

 ミシェル夫人は愛と、しっかりとした価値観、教育、そして「懸命に努力すること」が重要だと指摘。「それさえあれば、あなたたちの運命をその手でつかみ、切り開くことができます。人生の始まりから周囲に愛され大切にされた少女にどんなことができるかという一例が、わたしなのです」と少女たちに語りかけた。

 夫人は、ロンドンで開催された20か国・地域(G20)緊急首脳会合(金融サミット)に出席するバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に同行して、英国を訪れていた。(c)AFP