【3月30日 AFP】米国の成人が、テレビやコンピューター、携帯電話などのスクリーン(画面)の前で過ごす時間は1日平均8時間半以上に上ることが、新たな研究で明らかになった。

 最も多くの時間が費やされているのはテレビ放送の視聴で、平均的な米国人は1日あたり5時間を費やしている。また、18-24歳の1日あたりのテレビ視聴時間は3時間30分と少ないが、65歳以上では7時間も視聴していた。

 この調査、「ビデオ消費者マッピング(Video Consumer Mapping)」は、調査会社ニールセン(Nielsen)が設立した調査専門機関CRECouncil for Research Excellence)が、米インディアナ(Indiana)州のボール州立大学(Ball State University)のメディアデザイン・センター(Center for Media DesignCMD)とSequent Partnersに委託して実施した。

 調査は1年間にわたって実施され、研究者らは350種類の機器を「従来型テレビ」、「コンピューター」、「携帯機器」、店舗ディスプレーや映画館スクリーン、GPSカーナビなどを含む「その他のスクリーン」の4つのカテゴリーに分類し、18歳以上を対象に、スクリーンの前で過ごす時間を記録した。

 調査の結果、スクリーンの前にいる1日の平均時間は、全世代で「驚くほど同じ」で8時間半以上となった。その一方、利用する機器や利用時間は、世代ごとで異なっていた。また、スクリーンの前で最も多くの時間を過ごしていたのは45-54歳のグループで、1日あたりちょうど9時間半を上回るほどの時間だった。(c)AFP