【3月21日 AFP】ニューヨーク(New York)にある、インターネットを通した自助グループ「The 405 Club」。メンバーたちは、自分たちのThe 405 Clubはニューヨークで最も成長著しいクラブだと胸を張る。入会方法は驚くほど簡単、なにせ失業するだけだ。

 ニューヨークの週払い失業給付金の最高額405ドル(約3万9000円)にちなんで名付けられたこのThe 405 Clubは、景気悪化をきっかけに次々と誕生した自助グループの1つだ。

 共同創設者のホセ・ゴンザレス(Jose Gonzalez)氏(31)は、The 405 Clubは新たに失業した人を元気づけるためのものだと語る。The 405 Clubは来週、あるパブで創立集会を開くという。

 また、The 405 Clubのウェブサイトは、コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)で節約する方法から、「駐車場について文句を言う」や「人に嫌がられることをやってしまう」など、就職面接を台無しにする10の方法まで、幅広い情報を提供している。

 ニューヨーク市の失業率は、全米平均の8.1%より低い6.9%だが、最近は急速に上昇している。(c)AFP/Sebastian Smith