【3月14日 AFP】在日朝鮮人が発行する「朝鮮新報(Chosun Sinbo)」は14日、北朝鮮の首都・平壌(Pyongyang)に昨年12月、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-il)総書記の指示で、同国初となる「本場」のイタリアン・レストランがオープンし、大人気を博していると報じた。

 レストランを訪れたある北朝鮮人女性は「ピザやスパゲッティが世界的に有名な料理だとはテレビや本で見て知っていたが、実際に食べたのは初めて」と語っている。

 同紙によると、北朝鮮政府はこのレストランのために、イタリアで小麦粉、バター、チーズを買い付けているという。

 レストランの支配人によると、コックが本場イタリアの料理を再現しようとしたが失敗すると、金総書記はコックをナポリ(Naples)やローマ(Rome)に送って修業させたという。(c)AFP