【3月13日 AFP】故ダイアナ元妃(Princess Diana)が支援していた慈善団体「Child Bereavement Charity」を支援することになった英国のウィリアム王子(Prince William、26)が12日、ダイアナ元妃の死後は母の日に「空虚感」を感じると語った。

 ウィリアム王子は、「人生で2度と『マミー(Mummy)』という言葉を口にできない」ことの悲しさを語った。「家族を失うことは、人が耐えることのできない最もつらい経験のひとつ。『マミー』という言葉は、私を含む多くの人にとって、記憶しか呼び起こさないただのむなしい言葉だ」

 ダイアナ元妃は1997年、恋人の故ドディ・アルファイド(Dodi Fayed)氏とともに、パリ(Paris)の交通事故で死亡した。死因究明の審理が行われたが、ドライバーの飲酒運転とパパラッチの追跡が原因だったとの結論が出ている。

 Child Bereavement Charityは、母親を失った子どもや子どもを失った母親にとって母の日がどれほどつらいものか訴えるキャンペーンを展開している。

 王子は、「母を亡くしてから、私は母の日に空虚感を感じてきた。今でもそうだ。だから心の底からこのキャンペーンに関わることができる」と語った。

 英国は3月22日に今年の母の日を迎える。(c)AFP