【3月12日 Relaxnews】建物や輸送機関のインテリアデザインを手掛けるジェームズ・パーク・アソシエイツ(James Park AssociatesJPA)が、旅客機のビジネスクラスシート「Cirrus」を新たにデザインした。フラットシートやスピーカー内蔵枕などを採用している。

 製造したのは、フランス・イスーダン(Issoudun)に拠点を置くSicma Aero Seat Services。今月31日にドイツ・ハンブルク(Hamburg)で行われる航空デザインおよび設備の見本市「Aircraft Interiors Expo」でデビューする。

 JPAの創設者ジェームズ・パーク(James Park)氏によれば、Cirrusはビジネスクラスの座席数を減らすことなくフラット・シートを可能にしたという。そのほかスピーカー内蔵枕、調節可能なテーブル、タッチパッド式のシートコントロールが完備されている。

 Cirrusプロジェクトは2年半前から始まり、既に多くの航空会社が採用を決めている。シートは旅客機に合わせて調整でき、オーダーメードで製造される。

 Sicmaの広報担当によれば、試作品は既に公開され、「素晴らしい」評価を得ているという。

 日本航空(Japan AielinesJAL)はJPAデザインのファーストクラスのシートを数か月前に採用した。
 
 SicmaとJPAは、既に新たなプロジェクトに取り組んでいる。(c)Relaxnews