【3月3日 AFP】オーストラリアのクイーンズランド(Queensland)州政府は3日、観光産業振興策として打ち出していた、南国の島で半年過ごして高給を得る「世界一素晴らしい仕事」の求人に応募した3万4000人を超える人の中から50人の候補者を選んだと発表した。

約200か国から3万4684人の応募があった。クイーンズランド州観光公社(Tourism Queensland)が人材紹介会社と協力し、候補者を50人に絞り込んだ。

 選ばれたのは、ダンサー、科学者、料理人、学生などさまざまな肩書きの人々で、出身国は米国、英国、ロシア、インド、中国、日本、韓国、インドネシア、シンガポール、マレーシア、台湾、ケニアなど22か国に及ぶ。

 50人の1次選考通過者からさらにクイーンズランド州観光公社が10人を選び、さらに一般の人気投票でもう1人を選ぶ。この11人が5月3日からハミルトン島で実施される最終面接に進み、合格者は5月6日に発表される。

 この求人は、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)の中のハミルトン島(Hamilton Island)の管理人を募集するもので、6か月間で15万豪ドル(約940万円)の給与とハミルトン島までの航空券代などが支給される。

 晴れて採用された暁には、世界各地の読者に向けた週1回のブログ更新が義務付けられるが、降り注ぐ太陽のもとで、シュノーケリングやヨットを満喫できる生活が待っている。

 応募者は、自分が管理人にふさわしい理由を英語で述べた最長1分の映像を提出することが求められた。最終候補に選ばれた50人の応募映像はwww.islandreefjob.comで見ることができる。(c)AFP