【2月24日 AFP】英国で23日に放送されるドキュメンタリー番組の中で、著名な英王室評論家が、ウイリアム王子(Prince William)を「ほとんど公務を行っていない」と批判していることが明らかになった。

 この番組は英チャンネル4(Channel 4)の「Dispatches」。番組中、王室評論家のジェームズ・ウィテカー(James Whitaker)氏は、王位継承順位第2位のウイリアム王子について、「もっと公務を行うべきだ」と語った。

 ウィテカー氏によると、2007年のウイリアム王子の公務数はわずか14件で、うち5件はサッカーかラグビーの試合だったという。これに対し、父親のチャールズ皇太子(Prince Charles)は同王子と同じ年齢のころ、84件の公務を行っていたという。

 同氏は、「失礼ながら、ウイリアム王子は王位継承順位第2位の地位にあるものとして、もっと公務を行うべきだ」と指摘した。

 英王室の2人の王子の広報担当者は、このドキュメンタリー番組について、バランスや公平さを欠くものだと指摘。「ウイリアム王子は2005年から軍務に専従している。この間も、多くの公務を行っているほか、慈善活動への参加も増やしている」と語り、ウイリアム王子を擁護した。(c)AFP