【2月21日 AFP】アイルランド全土で50回以上も交通違反を繰り返していたポーランド人「Prawo Jazdy」の正体がついに明らかになった。アイリッシュタイムズ（The Irish Times）紙が伝えた。

　Prawo Jazdyはさまざまな交通違反でアイルランド全土で交通違反切符を切られていた。この男は警察を欺くかのように、捕まるたびに毎回違った住所を申告していた。

　しかしアイリッシュタイムズ紙にリークされた警察の内部メモによると、ある交通警察官が、仲間の警察官がポーランドの運転免許証に記載されていた｢Prawo Jazdy｣という文字をドライバーの氏名として記録していることに気がついた。

「『Prawo Jazdy』はポーランド語で「運転免許」という意味で、人名ではない。この誤解により50を超える架空の人間の情報が警察のコンピューター上に作られてしまった」（警察の内部メモより）

　警察の広報担当者はAFPに対し、運転免許証を間違って読んでいたことに気付いてからは、この問題はすぐに是正されたと語った。(c)AFP