【2月18日 AFP】サラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事の長女、ブリストル(Bristol Palin)さん(18)が17日、米フォックス・ニュース(Fox News)のインタビューで、「10代の妊娠は好ましくない」と語った。ただし、米大統領選時に母親が提唱していた「禁欲教育」は、娘の目には「非現実的」と映っているようだ。

 前年の大統領選で、サラ・ペイリン氏は、共和党のジョン・マケイン(John McCain)候補から副大統領候補として指名された。その後、結婚前の長女(当時17歳)の妊娠が発覚すると、一大騒動となった。

 ブリストルさんは前年12月、男の子を出産。トリップ・イーストン・ミッチェル・ジョンストン(Tripp Easton Mitchell Johnston)と名付けられた。

 ブリストルさんは、フォックス・ニュースとのインタビューで、トリップ君の出産について尋ねられると「10代の妊娠には反対の立場をとりたい」と語った。

「(10代の)みんなには、あと10年待つべきと言いたいわ。わたしの経験から学んでほしいの。結婚していて、家もあり、キャリアを積んでから出産する方が、はるかに理想的だと思う」「10代の妊娠は避けるべきだわ。子どもを持つのは待ってほしい。(10代の妊娠は)全然うっとりするようなものじゃないの」

 だが、出産には後悔していないらしい。

「トリップを授かったことは大きな喜びよ。ちっとも後悔していない。でも、今じゃなくて10年後だったよかったのに、って思うわ」

 避妊について意見を求められると、「詳しくは語りたくないわね。禁欲はすべきとは思うけど、それって全然現実的じゃないわね」と答えた。(c)AFP