250年前の英国の沈没戦艦か、残がいを米海洋探査会社が発見
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【2月2日 AFP】英海軍史上最も有名な戦艦の1つである「ビクトリー号(HMS Victory)」の残がいが、米海洋探査会社によって発見された模様だと、1日の英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)が報じた。
ビクトリー号は、1737年に進水。7年後の1744年、ジョン・バルチン(John Balchin)提督がポルトガルでの任務を終えて帰還する際、フランスと英国の間のチャンネル諸島(Channel Islands)付近で嵐に遭い、オルダニー島(Alderney)沿岸の「カスケット(Casquets)」と呼ばれる海難事故多発地の岩場で座礁。1150人の乗組員とともに海底に沈んだ。後にネルソン提督(Admiral Nelson)が、自身の旗艦にこの名前を付けたことでも知られる。
ビクトリー号は真ちゅう製の大砲100門を装備。大砲には、イルカやジョージ2世(King George II)のモノグラムが刻まれていると考えられており、難破船の引き揚げ業者らの間で人気の沈没船となっている。
同紙によると、オデッセイ・マリン・エクスプロレーション(Odyssey Marine Exploration、本社:米フロリダ州)のダイバーらが、ビクトリー号の残がいと思われるものを発見した。ただ、同号は英国政府の所有物であることから、引き揚げには政府の許可が必要だと同紙は報じている。
英国防省は、オデッセイ社の発表を確認しているとしつつ、国の同意なしにはどのような措置も許されないとの立場を表明している。(c)AFP
ビクトリー号は、1737年に進水。7年後の1744年、ジョン・バルチン(John Balchin)提督がポルトガルでの任務を終えて帰還する際、フランスと英国の間のチャンネル諸島(Channel Islands)付近で嵐に遭い、オルダニー島(Alderney)沿岸の「カスケット(Casquets)」と呼ばれる海難事故多発地の岩場で座礁。1150人の乗組員とともに海底に沈んだ。後にネルソン提督(Admiral Nelson)が、自身の旗艦にこの名前を付けたことでも知られる。
ビクトリー号は真ちゅう製の大砲100門を装備。大砲には、イルカやジョージ2世(King George II)のモノグラムが刻まれていると考えられており、難破船の引き揚げ業者らの間で人気の沈没船となっている。
同紙によると、オデッセイ・マリン・エクスプロレーション(Odyssey Marine Exploration、本社:米フロリダ州)のダイバーらが、ビクトリー号の残がいと思われるものを発見した。ただ、同号は英国政府の所有物であることから、引き揚げには政府の許可が必要だと同紙は報じている。
英国防省は、オデッセイ社の発表を確認しているとしつつ、国の同意なしにはどのような措置も許されないとの立場を表明している。(c)AFP