クリケットの試合をエベレストで!英国の愛好家が企画
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【1月28日 AFP】クリケット狂の英国人たちで構成される2つのチームが27日、4月に世界最高峰エベレスト(Mount Everest)でクリケットをプレーすると発表した。実現すれば、史上最も標高の高い場所で行われるスポーツ試合となる。
「Everest Test」と名付けられたこの遠征計画によると、「チーム・テンジン(Team Tenzing)」と「チーム・ヒラリー(Team Hillary)」の2チームは、4月に9日間かけてベースキャンプに近い高原状のゴラク・シェプ(Gorak Shep、標高5165メートル)まで登り、そこで同21日にチャリティーゲームを行う。
なお、イングランドの主将アンドリュー・ストラウス(Andrew Strauss)と副主将アラスター・クック(Alastair Cook)が、各チームの名誉主将を務める。
発案したのは、「クリケットに取りつかれた男」を自称するリチャード・カートレー(Richard Kirtley)氏(28)。2006年にエベレストを訪れた際、ゴラク・シェプがロンドンのオーバル(クリケット競技場)に似ていると思いアイデアがひらめいたという。今回、遠征隊長を務める。
マーケティング・マネージャーが本職だというカートレー氏は、「快晴だろうが猛吹雪だろうが、4月21日に試合を敢行する。試合のためにわざわざ遠征するのだから」と断言。「これこそ英国人の真骨頂。風変わりなことが好きという英国人の歴史をとても誇りに思っているし、そうした歴史に新たな1章を加えるのはすばらしいことだ」と胸を張った。
現地の酸素濃度はわずか66%で、安静時でも心臓の鼓動はかなり速くなるという。そのため、今回の挑戦を甘く見ることはせず、カートレー氏は、クリケットで使用されるボールの回転について研究している米航空宇宙局(NASA)のある科学者から、空気が薄い状態ではボールはどのように動くのかについて助言を得て、体力を消耗しにくいゲーム運びを考えている。一方、選手らは心肺機能を高める訓練を行っているという。
■グラウンド整備係も同行
遠征隊は、選手22人、補欠8人、医師、グラウンド整備係、そして観客も含め、50人強で構成される。ゴラク・シェプは砂地のため、グラウンド整備係は人工のトラックを敷く予定だ。
ロンドンのトラファルガー広場(Trafalgar Square)では、計画の発表に合わせ、スキー用ゴーグル、マフラー、ウール帽を着たクリケット選手らが公開練習を行った。(c)AFP/Robin Millard
「Everest Test」のサイト(英語)
「Everest Test」と名付けられたこの遠征計画によると、「チーム・テンジン(Team Tenzing)」と「チーム・ヒラリー(Team Hillary)」の2チームは、4月に9日間かけてベースキャンプに近い高原状のゴラク・シェプ(Gorak Shep、標高5165メートル)まで登り、そこで同21日にチャリティーゲームを行う。
なお、イングランドの主将アンドリュー・ストラウス(Andrew Strauss)と副主将アラスター・クック(Alastair Cook)が、各チームの名誉主将を務める。
発案したのは、「クリケットに取りつかれた男」を自称するリチャード・カートレー(Richard Kirtley)氏(28)。2006年にエベレストを訪れた際、ゴラク・シェプがロンドンのオーバル(クリケット競技場)に似ていると思いアイデアがひらめいたという。今回、遠征隊長を務める。
マーケティング・マネージャーが本職だというカートレー氏は、「快晴だろうが猛吹雪だろうが、4月21日に試合を敢行する。試合のためにわざわざ遠征するのだから」と断言。「これこそ英国人の真骨頂。風変わりなことが好きという英国人の歴史をとても誇りに思っているし、そうした歴史に新たな1章を加えるのはすばらしいことだ」と胸を張った。
現地の酸素濃度はわずか66%で、安静時でも心臓の鼓動はかなり速くなるという。そのため、今回の挑戦を甘く見ることはせず、カートレー氏は、クリケットで使用されるボールの回転について研究している米航空宇宙局(NASA)のある科学者から、空気が薄い状態ではボールはどのように動くのかについて助言を得て、体力を消耗しにくいゲーム運びを考えている。一方、選手らは心肺機能を高める訓練を行っているという。
■グラウンド整備係も同行
遠征隊は、選手22人、補欠8人、医師、グラウンド整備係、そして観客も含め、50人強で構成される。ゴラク・シェプは砂地のため、グラウンド整備係は人工のトラックを敷く予定だ。
ロンドンのトラファルガー広場(Trafalgar Square)では、計画の発表に合わせ、スキー用ゴーグル、マフラー、ウール帽を着たクリケット選手らが公開練習を行った。(c)AFP/Robin Millard
「Everest Test」のサイト(英語)