【1月27日 AFP】インド民間航空総局(DGCA)はこのほど、飛行中のパイロットの居眠り防止策として、すべての国内便の乗員に対し、30分おきにパイロットに話しかけるなどのガイドラインを定めた。23日のヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)紙が伝えた。

 これは、パイロットが居眠りをしていたために飛行経路からそれるというトラブルがあったために取られた措置だという。

 ガイドラインはさらに、管制官からの無線の声が聞こえるようにスピーカーのボリュームを大きくしておくことも規定している。ほかにも、規則的な休憩時間の設定や、交代勤務の場合の勤務時間の制限など、一般的な安全措置についても改めて徹底を促している。

 インドでは前年、国営航空エア・インディア(Air India)の旅客機が、機長と副操縦士の2人のパイロットが居眠りをしていたために到着予定地のムンバイ(Mumbai)を「通過」するという事態が発生したとされてる。(c)AFP