【1月20日 AFP】英ロンドンで「楽観主義者協会(Optimists Society)」と名乗るグループが、19日を「今年最も憂うつな月曜日(ブルーマンデー)」に指定し、気分の落ち込んだ人びとを励まそうとさまざまな企画を行った。

 この協会では、クリスマスの後の落ち込みや、新年の誓いをすでに破ってしまった挫折感、雇用不安や気温など、いろいろな要因を「数式化」して検討した結果、19日を今年1番憂うつな月曜日だと結論づけた。

不況が広まり、多くの人びとが沈みがちな中でも、さらに「元気のなさ」が目立つ英国人には同協会から19日、「応援ギフト」を送った。送られた著名人にはアリステア・ダーリング(Alistair Darling)英財務相、ポーカーフェイスのコメディアン、ジャック・ディー(Jack Dee)氏、BBC放送の司会者ジェレミー・パックスマン(Jeremy Paxman)氏らの名前が挙がった。

 協会ではまた、市民の「ブルーマンデー」気分解消に役立てようと、この月曜日にロンドン中心部で無料のコメディー・ショーを開催した。
 
 英国でも経済が低迷し、過去数週間で数万人が職を失っているが、「楽観主義協会」では、今こそ個人個人の展望を明るく持つときだととらえている。協会の創始者ジェームズ・バティソン(James Battison)氏は「楽観主義者の1人として勧めるのは、自分の快適さを追求してぜいたくに過ごし、同時にまわりの人を楽しませたり、笑わせること。自分にも他人にもメリットがある。心から勧めるよ」と語った。(c)AFP