インド共和国記念日のゾウのパレード、全面禁止に
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【1月15日 AFP】1950年の共和制移行以来毎年、インド共和国記念日(Indian Republic Day)のパレードに参加し観衆をわかせてきたインドゾウたちが、「凶暴な振る舞い」を理由にパレード参加を今年から禁じられた。インド当局が14日、発表した。
英領からの独立3年後に実現した共和制移行を祝う恒例のパレードは、首都ニューデリー(New Delhi)の中心部を進むが、これまでインドゾウたちの行進がハイライトだった。伝統的にパレードのゾウたちはきらびやかに飾られ、勇敢な者に贈られる賞を受賞した子どもたちを背に乗せて行進する。
今年のパレードは26日に開催される予定だが、このパレードの管轄省である国防省の高官によると「第1に治安面での不安から、第2に動物愛護活動家らの圧力があったため」、今年からゾウのパレード部分をなくす。最近のパレードでゾウが凶暴化する傾向があったという。
08年のパレードでは2頭のゾウが手がつけられないほど暴れ出し、観客がゾウに踏みつけられるのではと心配されるほどだった。またゾウの飼い主に対し、動物園職員らがゾウの扱いがひどいと指摘し、けんかとなる場面もあった。
今年から勇敢の賞を受賞した子どもたちは、軍用車両に乗って行進する。(c)AFP
英領からの独立3年後に実現した共和制移行を祝う恒例のパレードは、首都ニューデリー(New Delhi)の中心部を進むが、これまでインドゾウたちの行進がハイライトだった。伝統的にパレードのゾウたちはきらびやかに飾られ、勇敢な者に贈られる賞を受賞した子どもたちを背に乗せて行進する。
今年のパレードは26日に開催される予定だが、このパレードの管轄省である国防省の高官によると「第1に治安面での不安から、第2に動物愛護活動家らの圧力があったため」、今年からゾウのパレード部分をなくす。最近のパレードでゾウが凶暴化する傾向があったという。
08年のパレードでは2頭のゾウが手がつけられないほど暴れ出し、観客がゾウに踏みつけられるのではと心配されるほどだった。またゾウの飼い主に対し、動物園職員らがゾウの扱いがひどいと指摘し、けんかとなる場面もあった。
今年から勇敢の賞を受賞した子どもたちは、軍用車両に乗って行進する。(c)AFP