【1月10日 AFP】ロシアがウクライナ経由の欧州向け天然ガスの供給を停止した問題で、ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)では8日、集中暖房システムが停止してしまったことから、ゾウやサイ、カバなどのために石油ヒーターが設置された。動物園の園長がAFPに明らかにした。

 園長によると、サルやハイエナ、オウム、は虫類など、現在のソフィアのような氷点下に近い気温よりもはるかに暖かい気候に生息する動物には、対流式の暖房器が使われているという。

 ブルガリアではロシア産天然ガスの供給が完全に停止してから3日目を迎えており、園長は「集中暖房がまったく使えなくなって、園内の動物の3分の1が寒さに震えている状況だ」と語った。(c)AFP