【1月9日 AFP】大みそかの夜、背中に痛みを覚えたカナダ人女性が腎臓結石と思い病院に駆け込んだところ、実は妊娠中だったことが分かり、間もなく男児を出産した。地元紙キャンウェスト・ニュースサービス(Canwest New Service)が8日、伝えた。

 ジュアニータ・ステッド(Juanita Stead)さん(36)は、同紙に対し、生まれたばかりのわが子を腕に抱きながら、「まだ驚いている。本当に信じられない」と語る。

 ステッドさんは妊娠中、つわりも体重増加もなく、生理も続いていたので妊娠しているとは全く気がつかなかったという。

 背中が痛むため病院でエックス線検査したところ、真実が明らかになった。

「技師がわたしを見て『あなたは妊娠していて、赤ちゃんは臨月を迎えています』と言った。だから、『いいえ、別の女性の画像を見ているのでしょう。わたしが妊娠しているなんてあり得ない』と答えたわ」と語った。その後、間もなくしてニコラス(Nicholas)くんが誕生した。

 ステッドさんは偶然にも、2年前の長男キャメロン(Cameron)くんの出産の際も不意打ちを食らったという。その時は妊娠を知っていたが、キャメロンくんは予定日より2か月早く誕生してしまった。

「トイレに行ったら彼が出てきたの。便器の中にね」とステッドさんは当時を思い出す。夫がトイレからキャメロンくんをすくい出し、救急車が到着するまでステッドさんのひざの上で寝かせていたという。(c)AFP