【1月6日 AFP】ドイツ北部ハノーバー(Hanover)で前年12月31日、6歳と7歳のカップルがアフリカに駆け落ちしようとしていたことが明らかになった。地元警察が5日、語った。

 地元警察の報道官によると、このカップルはMika君とAnna-Lenaちゃんという名の2人で、「非常に愛し合うあまり、暖かいアフリカで結婚することを決め、Anna-Lenaちゃんの5歳の妹も証人役として連れて行った」という。

 この計画を思いついたのは、Mika君がAnna-Lenaちゃんとその妹に最近イタリアに行ったことを話した時だったという。2人の家族はともに大みそかを過ごすことになっており、この機会に子どもたちは計画を立て始めたのだという。

 2009年を迎える直前、3人はサングラスや水着、浮き輪、夏物の洋服、食料など旅行に必要なものをかばんに詰め、計画を実行に移した。それぞれの両親が就寝中に、ハノーバー郊外にある自宅を抜け出して1キロメートル離れた路面電車の駅に向かい、そこから中央駅まで移動した。

 3人は中央駅で空港行きの電車を待っているところを警備員に見とがめられ、通報で駆けつけた警察によって保護された。3人はお金も航空券も所持していなかったという。警察の報道官は「もう少し大きくなって、実行したらいいさ」と語った。(c)AFP