【1月2日 AFP】フランス・パリ(Paris)でクリスマス休暇を楽しんだ英国人一家の荷物が、アフガニスタンに運ばれるという珍騒動があった。英紙ガーディアン(Guardian)が1日、伝えた。

 クリスマスを前に、この一家は荷物を2つのスーツケースにまとめ、英サウサンプトン(Southampton)の空港からパリ行きの飛行機に乗った。

 しかし、仏シャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港に到着したところ、子どもたちのプレゼントと衣類を入れたスーツケースが紛失していた。

 スーツケースが戻ってきたのは6日後、一家が英国に帰国した後だった。スーツケースには、国際航空運送協会(International Air Transport AssociationIATA)の空港コード「FAH」が記載されており、見覚えのない空港コードを調べた空港スタッフは、そのコードがアフガニスタン西部の都市ファラ(Farah)を示すものだと知って驚いたという。

 しかし、ファラ行きの直行便は、シャルル・ドゴール空港からもサウサンプトンからも出ておらず、スーツケースがどのようにしてファラにたどり着いたのか、いまだにわかっていない。

 また、スーツケースが一家のもとに戻った際、アフガニスタンからの荷物という理由でスーツケースの中身を調べたという、ハンプシャー(Hampshire)州警察のメモがあったという。(c)AFP