【12月15日 AFP】インド・コルカタ(Kolkata)の動物園で飼育されている「バブ(Babu)」という名のオスのチンパンジーが13日、れんがを投げた見学客らに石を投げ返して「復讐」し、その石に当たった少女とその母親がけがをした。現地各紙が15日、報じた。 

 現地紙カルカッタ・テレグラフ(Calcutta Telegraph)が取材した同園園長によると、動物園が来園者でにぎわった13日午後、数人がバブに向かってれんがのかけらを投げつけた。怒ったバブが観客に石を投げ、少女(6)とその母親(30)が負傷した。2人は病院に運ばれ治療を受けた後、帰宅したという。

 バブは前年、メスのチンパンジーと2匹で飼育舎の鍵を壊し、逃走したことがある。(c)AFP