ドイツ名家に代々伝わる大粒ブルーダイヤ、22億円落札
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【12月11日 AFP】「青いヴィッテルスバッハ(Der Blaue Wittelsbacher)」と呼ばれる35.56カラットのブルーダイヤモンドが10日、ロンドン(London)で開催された競売大手クリスティーズ(Christie's)のオークションに出品され、1640万ポンド(約22億5000万円)で落札された。
予想落札額900万ポンド(約12億円)を大幅に上回るこの金額は、ロンドンで落札されたダイヤモンドの中では史上最高値。
このダイヤは、神聖ローマ帝国皇帝も輩出したドイツ・バイエルンの名家ヴィッテルスバッハ(Wittelsbacher)家が所有していたもの。
スペイン国王フェリペ4世(King Philippe IV)が1664年に購入し、娘マルガリータ(Margarita Teresa)王女と神聖ローマ皇帝レオポルト1世(Leopold I)との婚約を祝して、マルガリータ王女に贈った。その後、ヴィッテルスバッハ家に代々受け継がれていたが、1964年以降は個人の所有物となっていた。(c)AFP