仏大統領もイエス・ウィー・キャン? オバマ氏版模した「サルコジ・ポスター」が話題に
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【12月2日 AFP】米国のバラク・オバマ(Barack Obama)次期大統領の選挙戦ポスターを模したニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領のポスターが、フランスの首都パリ市街に突然現れ、誰が張っているのか突き止めようとメディアで話題になっている。
米国のストリート・アーティスト、シェパード・フェアリー(Shepard Fairey)氏が米大統領選の際にオバマ氏を支援し、製作したポスターをそっくり模したかのような赤・白・青の3色のデザインのサルコジ大統領のポスターが、前週パリの街頭に突如、何十枚と登場した。
一枚一枚のポスターには、「イエス、ウィー・キャン(われわれは実現できる)」というオバマ氏の選挙戦中おなじみだったフレーズの上に、サルコジ氏の顔に添えて「公害企業に負担を」「欧州にクリーンな再生可能エネルギーを」「1世帯年間1000ユーロの貯金を可能に」といった、サルコジ氏とは逆の革新派寄りのスローガンの後ろに、「?」と革新的政策を疑うような疑問符がつけられていた。
サルコジ大統領の支持者の仕業だと憶測する週刊誌「レクスプレス(L'Express)」では、この「ポスター・ゲリラ」を誰がやっているのか見つけ出そうと読者に呼びかけ始めた。
このポスター・ゲリラたちはインターネット上に自分たちで、作品のフォトギャラリーを設けている。マスクで顔を覆い隠し、パリの名所旧跡にポスターを張る姿は、「FlickR」や「Dailymotion」といったファイル共有サイトで公開されている。
大統領府も与党・国民運動連合(UMP)でも、このポスター活動には無関係だとしている。UMP青年部のBenjamin Lancar部長は「伝えようとしている意図に共感できるから、われわれがやったことだったら良いのにとは思う」と述べた。
サルコジ派のなかには、米国史上初の黒人大統領に選出されたオバマ氏と、ハンガリー移民の息子から大統領になったサルコジ氏を対比する者たちも一部いる。
しかし、サルコジ大統領は自分の似顔絵などを肖像権を無視して使用されたとして、メディアやそうした製品の製造元などに対する訴えをくり返し起こしており、最近も自分の似顔絵が書かれた「呪いの人形セット」の販売を差し止めようとしたが、敗訴したばかりだ。(c)AFP
米国のストリート・アーティスト、シェパード・フェアリー(Shepard Fairey)氏が米大統領選の際にオバマ氏を支援し、製作したポスターをそっくり模したかのような赤・白・青の3色のデザインのサルコジ大統領のポスターが、前週パリの街頭に突如、何十枚と登場した。
一枚一枚のポスターには、「イエス、ウィー・キャン(われわれは実現できる)」というオバマ氏の選挙戦中おなじみだったフレーズの上に、サルコジ氏の顔に添えて「公害企業に負担を」「欧州にクリーンな再生可能エネルギーを」「1世帯年間1000ユーロの貯金を可能に」といった、サルコジ氏とは逆の革新派寄りのスローガンの後ろに、「?」と革新的政策を疑うような疑問符がつけられていた。
サルコジ大統領の支持者の仕業だと憶測する週刊誌「レクスプレス(L'Express)」では、この「ポスター・ゲリラ」を誰がやっているのか見つけ出そうと読者に呼びかけ始めた。
このポスター・ゲリラたちはインターネット上に自分たちで、作品のフォトギャラリーを設けている。マスクで顔を覆い隠し、パリの名所旧跡にポスターを張る姿は、「FlickR」や「Dailymotion」といったファイル共有サイトで公開されている。
大統領府も与党・国民運動連合(UMP)でも、このポスター活動には無関係だとしている。UMP青年部のBenjamin Lancar部長は「伝えようとしている意図に共感できるから、われわれがやったことだったら良いのにとは思う」と述べた。
サルコジ派のなかには、米国史上初の黒人大統領に選出されたオバマ氏と、ハンガリー移民の息子から大統領になったサルコジ氏を対比する者たちも一部いる。
しかし、サルコジ大統領は自分の似顔絵などを肖像権を無視して使用されたとして、メディアやそうした製品の製造元などに対する訴えをくり返し起こしており、最近も自分の似顔絵が書かれた「呪いの人形セット」の販売を差し止めようとしたが、敗訴したばかりだ。(c)AFP