【12月2日 AFP】ニューヨーク(New York)州の矯正局は、1日から受刑者がおしゃれなスニーカーを履くことを禁止すると発表した。ファッションにうるさい受刑者同士にあつれきが生じることを減らす目的があるという。米デーリー・ニューズ(Daily News)紙が報じた。

 矯正局は、おしゃれなスニーカーを禁止する一方、受刑者に1足2ドル(約190円)の均一デザインの運動靴を支給したという。

 矯正局の関係者は、「今回の決定は、受刑者間暴力の減少・抑制を目指す措置の一環だ。特に若者の受刑者間では、ブランドもののスニーカーをめぐるけんかが頻発している」と述べた。

 ニューヨーク州ではほとんどの場合、受刑者はそろいの囚人服ではなく、私服を身に着けている。(c)AFP