「女性への暴力」は無視され続けている、国連人権高等弁務官
このニュースをシェア
【11月26日 AFP】国連のナビ・ピレー(Navi Pillay)人権高等弁務官(UN High Commissioner for Human Rights)は、「女性に対する暴力撤廃のための国際デー(International Day for the Elimination of Violence Against Women)」の25日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部などの紛争地域で女性への暴力がまん延しているとの懸念を表明した。
ピレー氏は声明で、「女性への暴力はいまだに世界中にはびこり、そのうえ無視され続けている問題だ」とした上で、紛争地域、特にコンゴ東部での惨状は目を覆うばかりだと強調した。
同氏によると、この10年間に同地域においてレイプ、虐待、殺害、奴隷化された女性は数十万人にものぼる一方で、法の裁きを受けた加害者は数えるほどしかいないという。
世界保健機関(World Health Organisation、WHO)は今年初め、女性が男性のパートナーから暴力を受けることによる身体的・心理的ダメージは長期に及ぶとの報告書を発表している。
報告書によると、暴力や性的暴行を受けたことがある女性が自殺を考える確率は通常の人より3倍高く、1回でも自殺を試みた率では4倍高いという。(c)AFP
ピレー氏は声明で、「女性への暴力はいまだに世界中にはびこり、そのうえ無視され続けている問題だ」とした上で、紛争地域、特にコンゴ東部での惨状は目を覆うばかりだと強調した。
同氏によると、この10年間に同地域においてレイプ、虐待、殺害、奴隷化された女性は数十万人にものぼる一方で、法の裁きを受けた加害者は数えるほどしかいないという。
世界保健機関(World Health Organisation、WHO)は今年初め、女性が男性のパートナーから暴力を受けることによる身体的・心理的ダメージは長期に及ぶとの報告書を発表している。
報告書によると、暴力や性的暴行を受けたことがある女性が自殺を考える確率は通常の人より3倍高く、1回でも自殺を試みた率では4倍高いという。(c)AFP