【11月21日 AFP】オーストリアの学校で校長がキスを禁止したところ、生徒や政治家が時代遅れで過剰だと反発した。20日、新聞の一面で報じられた。

 オーバーエスタライヒ(OberosterreichUpper Austria)州Gunskirchenにある学校の校長は17日、女子生徒の一部で行われているキスの「儀式」が手に負えなくなったとの教師らの苦情を受け、保護者に書面でキスを禁止することを知らせた。

 書面によると、授業の合間に女子生徒たちは、互いのほおに軽くキスするかわりに、「芝居がかった様子でお互いの腕にもたれかかり、唇にキスする。非常に親密で数分間におよぶケースもある」といい、そのような行為は「望ましくない展開」をもたらし、男子生徒もこうしたキスを求め始める危険性があると校長は述べた。

 そのため教師と複数の保護者は会議を開き、満場一致でキス禁止を決めた。だが、すぐに生徒ばかりか政治家からも、キス禁止に対し「ばかげている」「やりすぎだ」と非難の声があがった。(c)AFP