【11月20日 AFP】台湾のある男性が近く大金を手に入れると意気込んでいる。

 この男性は自称「スピリチュアルティーチャー」のLiu Ho-muさん。台湾中部の張華(Changhua)で20年以上にわたり8人の女性とともに暮らし、32人の子どもをもうけた。

 4年前、女性の権利保護団体がLiuさんが重婚をしている疑いがあるとして検察当局に告発したことで社会の注目を集めた。台湾で重婚は最大5年の禁固刑が科される犯罪だ。

 しかし、Liuさんはいずれの女性との関係も「神と精霊とブッダ」に祝福されたものである上、正式な婚姻届を出していないため法律にも触れないと主張している。

 そんな総勢41人のLiuさん一家は近く14万7600台湾元(約43万円)を手にすることになる。台湾政府は18日、家計支出を刺激して経済を活性化するため「消費券」を発行する計画を発表した。

 この計画では台湾の2300万人が年齢や収入にかかわりなく3600台湾元(約1万500円)の買物券を受け取る。予算規模は820億台湾元(約2400億円)で、台湾政府は2009年の域内総生産(GDP)を0.64%押し上げる効果があると見込んでいる。(c)AFP