【10月26日 AFP】イタリアのシチリア(Sicily)島東部、貧困に苦しむカターニア(Catania)で、賞金1億ユーロ(約119億円)の宝くじの当選くじが販売されたカフェで、住民による夜通しのうたげが繰り広げられた。

 カターニアは100万人以上が暮らす港町で、イタリアで最も貧困な都市のひとつ。労働者が多く暮らす地区の住民数百人がカフェの外に集まるなか、カターニアのRaffaele Stancanelli市長が、記録的な1億75万6197ユーロの賞金の一部を地域に還元するよう当選者に呼び掛けた。

  Stancanelli市長は、「カターニアのために喜んでいる。この町にとってよい兆しであることを願う」と述べ、「宝くじに当たった人が、地元に何か貢献すしようという道義的な責任を感じてくれることを期待している」と述べた。(c)AFP