【10月11日 AFP】スペインの首都マドリード(Madrid)は、9日成立した市の条例で、人間を広告看板として使用する「サンドイッチマン」などを「人間の尊厳を侵害する」として禁止された。

 条例によると、人間を広告看板として使用することは「非常に重大な法律違反」とみなされ、雇用者は1501-3000ユーロ(約20-40万円)の罰金が科される可能性もある。

 マドリードで人間を使用した広告看板といえば、大半が体の前と後ろに広告看板を提げた「サンドイッチマン」で、買い物や旧市街への観光に向かう大勢の人々が毎日行き交う、市中心部のプエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)に佇んでいることが多い。ほとんどが宝石店や質屋などに雇われており、たいていの広告には「ゴールド買います」と書かれている。(c)AFP