チェコのナポレオン愛好家、「戦死」した馬の慰霊碑建立へ
このニュースをシェア
![チェコのナポレオン愛好家、「戦死」した馬の慰霊碑建立へ](https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/810wm/img_5cfb51125d1a0fa435df7185d1551c27113158.jpg)
【10月10日 AFP】チェコのナポレオン(Napoleon)愛好家たちが、1805年のアウステルリッツ(Austerlitz)の戦いで命を落とした馬の慰霊碑を建立したい意向を示している。
この戦いでは、ナポレオン率いる兵士7万1000人の「大陸軍」が、チェコ南東部のスラフコフ(Slavkov、旧オーストリア領アウステルリッツ)でオーストリア・ロシア連合軍9万1000人と激突し勝利した。「三帝会戦」とも呼ばれるこの戦闘は、現在のチェコ領内で行われた戦いとしては最大規模で、連合軍側に1万9000人、ナポレオン軍側に9000人の死傷者を出した。また、5000頭あまりの馬も命を落としたとされる。
ナポレオン愛好者で作る中欧ナポレオン協会(Central European Napoleonic Society、CENS)のIvan Vystrcil会長は7日、AFPに対し、資金にもよるが実物大の馬の像を作りたいと語った。スラフコフには戦いで死んだ馬の慰霊碑はなく、「戦死」した馬たちに敬意を払うためだという。すでに地元の彫刻家に仕事を依頼しており、来年の完成を見込んでいる。
Vystrcil会長によると、当時、馬の死骸(しがい)は埋葬されなかった。真冬で寒く、人々は飢えていたため「軍と地元民が(食用として)処分したのでは」という。(c)AFP
この戦いでは、ナポレオン率いる兵士7万1000人の「大陸軍」が、チェコ南東部のスラフコフ(Slavkov、旧オーストリア領アウステルリッツ)でオーストリア・ロシア連合軍9万1000人と激突し勝利した。「三帝会戦」とも呼ばれるこの戦闘は、現在のチェコ領内で行われた戦いとしては最大規模で、連合軍側に1万9000人、ナポレオン軍側に9000人の死傷者を出した。また、5000頭あまりの馬も命を落としたとされる。
ナポレオン愛好者で作る中欧ナポレオン協会(Central European Napoleonic Society、CENS)のIvan Vystrcil会長は7日、AFPに対し、資金にもよるが実物大の馬の像を作りたいと語った。スラフコフには戦いで死んだ馬の慰霊碑はなく、「戦死」した馬たちに敬意を払うためだという。すでに地元の彫刻家に仕事を依頼しており、来年の完成を見込んでいる。
Vystrcil会長によると、当時、馬の死骸(しがい)は埋葬されなかった。真冬で寒く、人々は飢えていたため「軍と地元民が(食用として)処分したのでは」という。(c)AFP