カナリア諸島沖で不法移民230人を保護、1隻のボートでは過去最多
このニュースをシェア
【10月2日 AFP】スペイン領カナリア諸島(Canary Islands)沖で9月29日、スペイン沿岸警備隊がアフリカの不法移民約230人を乗せたボートを発見し、ボートをテネリフェ(Tenerife)島のロスクリスティアノス(Los Cristianos)港に連行・保護した。1隻のボートで上陸した移民希望者数としては過去最多だという。地元当局が30日明らかにした。
ボートは、同諸島の南方約90キロの地点で発見された。乗員全員が男性で、未成年者が20人程度含まれていた。6人が軽い低体温症を患っているほかは、全員健康状態は比較的良好だという。
欧州への移民を希望するアフリカ人にとって、スペインは最も人気のある目的地の1つ。かつてはジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)経由のルートが主流だったが、取り締まりが強化されたため、カナリア諸島経由など、より長く危険なルートがとられるようになっている。
地元政府の統計によると、今年1-9月にカナリア諸島に到着した不法移民数は約5400人で、前年同期の6655人からは減少している。(c)AFP
ボートは、同諸島の南方約90キロの地点で発見された。乗員全員が男性で、未成年者が20人程度含まれていた。6人が軽い低体温症を患っているほかは、全員健康状態は比較的良好だという。
欧州への移民を希望するアフリカ人にとって、スペインは最も人気のある目的地の1つ。かつてはジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)経由のルートが主流だったが、取り締まりが強化されたため、カナリア諸島経由など、より長く危険なルートがとられるようになっている。
地元政府の統計によると、今年1-9月にカナリア諸島に到着した不法移民数は約5400人で、前年同期の6655人からは減少している。(c)AFP