【9月25日 AFP】高齢者女性ダンスグループ「Majorettes of Horni Lhota」が、チェコ国内で話題を集めている。このダンスグループのメンバーは、52歳から72歳の10人。7年前、同国北東部オストラバ（Ostrava）の人口約600人の小さな村Horni Lhotaで、高齢者向けダンス講習会をきっかけに、アマチュアのダンスグループとして結成された。

　最初はバトントワラーの衣装で簡単な演目を行うだけだったが、今では華やかな衣装をまとったフレンチ・カンカン、チュチュを身に着けて踊るバレエ『白鳥の湖（Swan Lake）』など、レパートリーも多彩に。

　近年、チェコや隣国ポーランド、スロバキアチェコなどの旧社会主義の国では高齢化の進んでおり、高齢者はわずかな年金に頼るだけの厳しい生活に苦しんでいる。こうした国々で、Majorettes of Horni Lhotaのユーモアいっぱいのステージは、多くの人を魅了している。

　Majorettes of Horni Lhotaの評判は口コミで各地に広がり、過去数か月間に5-6本の人気テレビ番組に出演している。来年3月までスケジュールはぎっしりだという。(c)AFP