【9月24日 AFP】英国の故ダイアナ元妃(Princess Diana)の悩みをつづった手紙が30日に、競売会社Reeman Dansieの競売に出品される。

 ダイアナ元妃は1978年、17歳の時に乳母のMary Clarkeさんにあてた私的な手紙で姉のジェーン(Jane)さん、弟のチャールズ(Charles)さんとともに、上の姉セーラ(Sarah)さんにいろいろな男性を薦め、結婚させようとしたが失敗したと記している。

「チャールズ皇太子(Prince Charles)も候補に入れてはどうかと考えたこともありましたが、そうならなくて安心した」

 また同じ手紙でダイアナ元妃は、歌うことも踊ることも好きだが「私の歌声はひどいし、踊ると象のダンスみたい。だから誰も私を見てくれない!」と嘆いている。

 1982年に書かれた別の手紙には、ウィリアム王子(Prince William)を妊娠して4か月に入っても、「まだ具合が悪い。絶望感でいっぱい。便座を見るのでなく、その上に座れる日が待ち遠しい!」と書かれている。

 さらに、「結婚してだれかが自分のために時間を割いてくれることにあこがれる一方で、自分で洗濯もアイロン掛けもできないことにイライラする」とも続けている。

 貴族の家庭に生まれたダイアナ元妃は1981年、19歳の時にチャールズ皇太子との婚約を発表、同年2人は結婚した。後にウィリアム王子とヘンリー王子(Prince Henry)を授かった。しかし1996年7月に2人は離婚。1997年8月、ダイアナ元妃はパリ(Paris)で恋人ドディ・アルファイド(Dodi Fayed)氏とともに交通事故で亡くなった。(c)AFP